ある程度、顧客や社員が増えてくると、顧客管理システムの作成が必須となってきます。
■顧客管理システムを作ると
顧客管理システムを作成するメリットは、
・顧客情報の一元管理
・属人化した顧客情報の共有
が促進されるところにあります。
社員が抱える顧客情報をそれぞれがバラバラに管理したのでは、
会社として統一性や戦略性を持った対応ができなくなってしまいます。
それどころか、担当者が不在というだけで
全く現状把握すらできなくなってしまう危険性すらあります。
顧客情報を整理し、データ化することで
一元管理と共有を実現できれば、
地に足を付けた顧客対応、営業戦略の立案が可能になります。
■顧客管理システムを作成するには
顧客管理システムを作成するためには、
いくつかクリアしなければならない課題があります。
勿論、現在、どのように顧客情報を扱っているかにもよるのですが、
まずは、社員がそれぞれに抱えている
・顧客情報
・案件情報
の2つをデータ化することから始めましょう。
ちゃんとデータ化できれば、
どの顧客に対して、どのような案件が進行中なのか
そしてその状況はどうなっているのか
かなり把握しやすくなるはずです。
勿論、一度データ化しただけではダメで、
常に最新の情報が反映され続けなければなりません。
企業の営業形態に合わせて、入力し易いシステムを導入すると同時に
各社員の入力作業が定着するよう、啓蒙していくことになります。
最初は大変かもしれませんが、一度定着すれば、
顧客に関する最新データが次々と集積、共有できるようになります。
これだけでも十分に顧客管理システムの意味はあるのですが、
更に、顧客情報を活用した業務プロセスの設計までできると
ワンランク上の営業活動も可能になるはずです。
顧客への見積を迅速に提出したり
社員同士で営業ノウハウを共有したり
顧客ごとの営業戦略を立案したりと
色々なことが可能なはずですので、積極的に活用したいところですね。